東北大学


東北大学 物理の対策

東北大の物理は、問題が難しいだけでなくこれといった傾向がないので、対策しづらいのが特徴です。考え方や計算の過程も書かないといけないので、かなり高い能力が要求されます。

この記事では、東北大学物理の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

東北大学の物理出題傾向

例年、力学分野では、二体問題・円運動・単振動が頻出です。電磁気ではコンデンサーや荷電粒子の運動、電磁誘導が非常によく出ています。熱力学分野ではピストンとシリンダーの問題が多く、波動分野からは波の式、ドップラー効果、スリットの問題が出題されています。
原子分野からは、過去5年の間では出題されていません。

北海道大学物理の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 力学記述式設問
  • 第2問 電磁気記述式設問
  • 第3問 熱力学または波の記述式設問

第1問は力学、第2問に電磁気が出て、第3問は熱力学と波のどちらかが出るという形式が続いています。

第1問 力学記述式設問

円運動、単振動、運動量保存の問題が頻出です。浮力を扱った問題も出ているので、忘れずに対策しておきましょう。ほぼ全ての問題で導出過程を書かないといけないこともあり、25分以内に解き切るためには高い物理力が必要となります。

第2問 電磁気記述式設問

荷電粒子の運動が出やすいですが、他のテーマからもまんべんなく出題されます。見慣れない設定の問題も多く、高校物理への深い理解が問われます。また、「N回目の加速」「N個目のループを通過」といった形式の問題がよく出るので、しっかり対策しておく必要があります。

第3問 熱力学または波の記述式設問

熱力学と波のどちらかが出題されます。力学や電磁気よりは、解きやすい問題になっていることが多いので、最初に解くのをおすすめします。ドップラー効果の問題が非常によく出ているので、重点的に対策をしておきましょう。

東北大学物理の時間配分の例

東北大学の理科の試験時間は、2科目合わせて150分です。もう一方の科目との兼ね合いもありますが、半分の75分を物理に充てたいところです。各大問25分ずつで完答を目指しましょう。
1つの大問で手が止まってしまったら、あまり悩みすぎずに、他の大問やもう一方の科目に挑戦してみましょう。

時間配分の例

00:00 第3問 熱力学または波の記述式設問 (25)
00:25 第2問 力学記述式設問(25)
00:50 第3問 電磁気記述式設問(25)

まずは上のような時間配分で解けるようになりましょう。理想としては第3問を20分で解き、第2問に30分を使えるようになると、より解きやすくなります。

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東北大物理で必要な学力レベル

東北大学の物理はレベルが高く、しっかりとした授業理解の上に、演習を多く積み上げていく必要があります。

レーダーチャート

ここでは、学習塾STRUXが使用しているレーダーチャート分析をもとに、東北大の物理に必要な参考書・レベルをチェックしていきます。

東北大学のレーダーチャートはこのようになります。

力学

力学はレベル4。問題集でよく見る設定の問題が多く出るので、対策しやすい分野です。力学でケアレスミスをしてしまうと不利になりやすいので、演習を積んでミスを無くす必要があります。

波はレベル4。波の式を使って厳密な議論をする問題が多い傾向にあるので、波動への理解があいまいだと得点につながりません。固定端反射や開管・閉管など、対策が行き届きにくいテーマからも出題される点にも要注意です。

電磁気

電磁気はレベル4。レベルの値は他と同じですが、難易度はワンランク上になっています。ややこしく見慣れない問題設定になっていることが非常に多く、意味がわからず手がつけられなかったり、問題文を読み間違えてしまって大きく失点したりすることがあります。他の分野よりも対策を強化する必要があります。

熱力学はレベル4。ピストンとシリンダーの問題が頻出です。わかりやすい問題設定がされている場合がほとんどなので、問題演習をきちんと行っていれば、実力を発揮しやすい分野だと言えるでしょう。

原子

原子はレベル3。ここ5年では1度も出題がありませんが、これから出題される可能性もありますので対策が必要です。せめて光電効果とコンプトン効果の問題は解けるようにしておきましょう。

東北大学物理が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、東北大学の物理で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから東北大学に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

映像+問題集で物理の授業を早めに終わらせよう

多くの学校では物理の進度が遅く、入試ギリギリにようやく終わることも多いです。それと並行して物理の学習を行っていては大幅な演習不足になり、進学校の生徒に対して不利なため、早めに学習をしていきます。

これまで習った範囲の復習も含め、以下の教材を使って全範囲の知識を網羅し、定着させていきます。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、まずは教科書レベルの基本知識をつけていきます。いきなり問題を解くことはできないため、まずは映像授業の視聴と付属の問題を解いていきましょう。

「リードα」「セミナー」がおすすめの問題集ですが、別冊の解説を渡されていない場合もあるはずです。

学校でこういった問題集を配布されなかったり、解説が配布されていなかったりする場合、中古のものを購入して勉強するのをおすすめします。または、市販の「エクセル物理」などを活用するのも良いです。問題数が多くレベルも幅広いため、知識の定着にも入試レベルへの準備にも最適です。

「セミナー」は「基本例題」「基本問題」を2周した後、「発展例題」「発展問題」を2~3周しましょう。リードα等他の問題集でも、同じように取り組んでいきます。

高3の4月時点で「電磁気の交流と、原子分野以外を終わらせた」状態に持っていくのが望ましいです。高3の夏休み前には全範囲を一通り終わらせて、次のステップに行けるようにしましょう。

次に進むポイント

  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた
  • セミナーの「発展例題」「発展問題」を3周した

東北大入試を解くための「定石」を把握する問題演習

前のステップでセミナーを3周して、ある程度は解けるようになったかと思います。せっかく掴みつつあるコツをしっかり掴んで定着させるため、以下の問題集で「定石」を理解していきましょう。

各問題集をまずは2周し、3周目以降は間違えた問題だけに取り組んでいきます。どの問題も、(1)だけではなく、最後まで解けるようにしていきましょう。

この2冊を高3の夏休み中に終わらせましょう。8月中旬に終わると良いペースです。

次に進むポイント

  • 「物理のエッセンス」と「良問の風」をそれぞれ3周した
  • センター試験の過去問で80点以上を確実に取れる

入試レベルの問題を大量に解き、確かな得点力を手に入れる

「物理のエッセンス」「良問の風」で手に入れた定石を使って、さらにレベルの高い問題集に挑戦していきます。

それぞれの問題集を2周し、間違った問題もスラスラ解けるようになるまで何度も練習します。かなり量が多いですが、頑張って取り組みましょう。

「名問の森」「物理重要問題集」を11月中には終わらせましょう。

終わったら、過去問演習をしていきます。特に特徴的な問題は過去問を解いてみないと解くコツが掴めないので、意識していきましょう。

  • 過去問東北大の物理15カ年
  • 過去問赤本(5年分)

「実際にどの順番で解くのか」ということを意識するため、直近5年分は、時間を測って3題一気に解きましょう。
さらに10年分を「東北大の物理15カ年」で解いていき、入試に向けて準備をします。その際も時間を測り、1題25分で完答を目指しましょう。

「さらに実力をつけて、物理で大きく得点を取りたい!」という人は、以下の問題集にもチャレンジしましょう。

  • 入試演習難問題の系統とその解き方(電磁気範囲のみ)
  • 入試演習阪大の物理20カ年

「難問題の系統とその解き方」は、電磁気範囲のみをやれば十分です。2周し、重要な解き方を暗記して、入試に臨みましょう。

「阪大の物理20カ年」は、東北大の過去問が全て終わった後、余裕があれば問題演習に活用しましょう。
 

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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