LINE@Q&A


【2017年10月】LINE@で寄せられた質問と回答を一挙公開!! Vol.2

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

tunashima

STRUX大学受験マガジンの公式LINE@では毎週月曜日と水曜日に、友だち登録をしていただいた方からの「質問」と綱島先生からの「回答」を配信しています。これまで大学ごとの攻略法から、やる気に関するアドバイスまで様々な質問にお答えしてきました。今回は10月に配信した質問を一挙公開します。「その質問わたしもしたかった!」「その記事を読めばいいのか!」となる回答がたくさんあるはずです。質問一覧はこちら↓

今回は模試の使い方や部活との両立

質問の方は今回も、マルオとさきさきに紹介してもらいましょう!

まかせてください!
さきさき喜ぶ表情
り!

回答を見ていきましょう!

Q9.英作文に関する質問 (10月2日配信)

自分が受けようとしている大学では、和文英訳と自由英作文のどちらが
出るか絞れないのですが、対策の仕方を教えてください。(男・高3)
暗記をする例文が変わるというだけで、 和文英訳と自由英作文の対策は基本的には一緒です。

やるべき勉強は、
①単語・文法をインプットする。
②単語・文法をアウトプットする。
③英文暗記(和文英訳は例文暗記/自由英作文は模範解答の暗記)
④志望校に合わせた演習

になります。

【①②の「単語・文法をインプット/アウトプットする。】
..当たり前ですが、英作文をするには単語・文法の知識は必須です。
とはいえ、英作文で使う文法は、文法問題で問われる問題より簡単(単純な「~is~.」で答えられるようなお題であることが多いです)普段の単語・文法の勉強で充分です。

【③英文暗記】
・和文英訳の対策には例文暗記が必須です。「なんで問題文じゃない英文を覚えなきゃいけないの?」と思う人もいるかもしれません。
しかし和文英訳では、「自分が表現できる英語の表現のストック」がものをいいます。

例えば2014年度の京大の入試では「…しかし、中高年層に限らず、紙の本でないとどうしても読んだ気にならないという人も多い。 」(一部抜粋)という文章が和文英訳で出されました。こうした英語に訳しにくい問題を解くときに、「~でないと」「~した気にならない」といった表現が使われている英文を覚えてればそのまま、回答の英文を作ることができるのです。

・自由英作文については、模範解答を暗記するのがオススメです。英作文は「~について賛成か反対か示し、理由を述べよ。」「あなたの人生の中で~な経験を書きなさい。」などパターンがある程度決まっているので、解答を暗記すれば素早く問題を解くことができます。僕は一橋の模範解答(120wordsg程度)を暗記して東大の試験に臨んでいました笑

【④志望校に合わせた演習】
次は個別試験の対策に移ります。学校によって問題形式は異なりますが

ここでのゴールは「制限時間内に、簡単な表現で英文を書き上げる」こと。難しい表現を使用する必要はありません。和文英訳なら、「問題文の日本語→同じ意味でより簡単な表現の日本語→英語」の順番でわかりやすい英訳を作ること、自由英作文なら暗記した模範解答などを組み合わせ回答を作りましょう。

どちらが出るか絞れない場合は、自由英作文の比重を多めにしましょう。自由英作文は最初から書くものが決まっていないため「アイデアを出す」「字数制限にまとめる」など時間がかかります。和文英訳については、最初から書く答えが決まっており字数制限もないので自由英作文よりは解きやすいのです。

Q10.早稲田の入試に関する質問 (10月4日配信)

早稲田の社学を志望していて、受験科目を日本史B・英語・国語にするつもりなんですけど、日本史Bと国語の勉強の仕方がわかりません>< どうやって勉強していけばいいと思いますか 。(高3男)
早稲田でも特に癖の強い社会科学部についての質問ですね!早速回答していきましょう!
まずは日本史から。

【日本史】
早稲田の社学の日本史は文化史、テーマ史が出題されやすいです。また史料問題が必ず出るので、史料対策の問題集を1冊使って対策をしましょう。(オススメは東進の日本史史料問題一問一答です)

加えて設問が独特(選択肢5つの中から2つ答えを出すみたいな)なので、問題形式に慣れるためにも過去問演習がとても重要になってきます。

とはいえ重要なのはやはり基礎。選択肢問題だと基礎を徹底していないと、答えを正確に選べません。

一般的に奇問が多いと言われますが、基礎力と思考力があれば解ける問題です。奇問に目を向けて頻出度の低い単語暗記に手を出さないように注意しましょう。

【国語】
国語は基本的に高得点勝負になります。(本番で8割切ると厳しい。)

・現代文は少し早稲田特有の癖がある問題だが、難易度的にはセンターと同等〜それ以下レベル。満点を狙いましょう。時間的には余裕があるはずなので、正確に読み進めましょう。あとは過去問演習。問題のクセになれることが大事です。

・古文は現古または現古漢融合文になるが、やはり基礎力が大事。一般的な参考書で扱っている文法は完璧にして、標準レベルの古文を読んでいれば、問題なく解くことができます。問題形式はかなり特徴的なので、早稲田商学部や文化構想学部の問題で慣れるべき。(文構>商>社学の順で難しい。)

Q11.センター英語に関する質問(10月9日配信)

さきさきやる気
センター試験英語過去問解いたのですが、、 筆記が88点で5割に届きませんでした。
(中略)
英文法について、私はネクステ3周しかしてなく、インプットも英文法の特別講座のみなので「全レベル問題集英文法①」を追加してインプットし、ネクステをもう少し回そうかと思っているのですが、どうでしょう。
自分的にはかなり目的意識を持って受験英語のロードマップを歩んで来たつもりで、以前にくらべかなりレベルが上がったと思っていたのですが、その自分の満足度に得点がうまく反映されず実力が伴ってないので、挫折感が否めません。。
よければアドバイス下さいm(_ _)m(高3・女)
まず英文法の参考書を追加する必要はありません!
センターでしたら英文法はネクステで十分です。新しい参考書を追加するよりも、今使っている参考書のヌケモレを潰しましょう。

とはいえ、単語や文法を完璧にしてもセンター英語の筆記で5割以上を得点することはほぼできません。

なぜなら、「長文問題の勉強をしていないから」です。

まずセンター英語の筆記で、どれだけ長文問題が重要なのかを解説しましょう。
センター英語の筆記200点のうち、長文問題(図表の読み取りなども含む)の配点は約100点、つまり半分もあります。これは長文問題を安定して得点できなければ5割にいくのが難しいことを意味しています。

そして、「単語や文法、構文把握の力だけでは長文読解ができるようにはなりません」。

単語や文法といったものは、英語の意味やルールをしっかり覚えて、英文の意味を間違いなく理解するための勉強、つまり「正しく英語を読む」ための勉強なのです。しかし、それだけでは長文問題は解くには不十分です。

長文問題では「意味を理解しつつ大量の英文を素早く読む力」そして「設問を早く、ミスがないように解いていく力」というものが必要となります。純粋に英語の知識を増やすだけでなく、「早く読む力」・「テストを解くための力」が必要なわけです。

具体的には「問題を先に読む」「いちいち英文を和訳しない」などがありますがここでは解説しきれないので、詳しくは

「長文読解勉強法|英語が読める!問題が解ける!勉強法のポイント」

で読んでみてください!長文読解上達のコツ、参考書の進め方を一通り解説しています!

Q12.英長文に関する質問 (10月11日配信)

さきさきやる気
これまでずっと英語の長文は得意だったのですが、急に理解できなくなってまいました。とりあえず慣れだ!ということで問題集を探してるのですが、なにをやればいいですか? (高2・女)
急に長文が理解できなくなった原因としては、

「取り組む英長文のレベルが難しくなり、それに伴い難しい構文を理解する力が不足し始めた」

のではないかと思います。

今まで英長文が読めていたということは、ある程度単語と文法の知識は身についているはず。
しかし取り組む英長文の内容自体が難しくなったり、難解な構文などが出てきたことで、


「単語の意味はわかるんだけど文章全体の意味が分からない」
「一文が長すぎて、どれが主語、述語なのかが分からない」

といったことが起こっているのではないでしょうか。

もしそうならば、まず一番にやるべきことは長文問題集を解くことよりも「構文を正確に理解する力を上げる勉強(以下、英文解釈の勉強)」です。

英文解釈の勉強をしっかり行えば、複雑な構造の文章でも意味を理解でき、和訳や記述問題でしっかりと得点をとることができます。さらに今までなんとなくで読んでいた英文も、しっかりと自信をもって読めるようになるので、長文問題全体で得点が安定します。

英文解釈の勉強には3つの段階があります。以下ではそれぞれの段階について解説していきます。

①英単語・英熟語・文法を身に着ける
…文章構造を理解できるようになるための勉強なので、「この単語は名詞」「この熟語は~という意味」という知識が必要になります。

②カタマリを作る単語を覚える
…カタマリとは、「英語の意味のまとまり」のこと。”I have a pen which penetrates an apple.”という文なら、which以下のwhich penetrates an appleという箇所がカタマリになります。文章の構造を理解するために関係代名詞、関係副詞の種類、使い方をしっかりと覚えましょう。

③カタマリの役割を把握する力を身に着ける
…ここが一番重要です。”I have a pen which penetrates an apple.”の中で、which以下はpenを修飾する役割を果たしています。このようにカタマリが文章中でどんな役割を持つかということを

I have a pen< which penetrates an apple>.

といったようにカタマリを、<>でくくるなどして理解する練習をしましょう。andやbutなど接続詞が文章中で「何と何を結んでいるのか?」ということを推さえることも重要です。

構造が複雑な英文でこの練習を行うことで、だんだんと難しい英文でも意味が理解できるようになってきます!

長文問題で思うように点が取れない人は、まずはこの勉強をやってみて、自分の苦手な構文パターンをつぶしましょう!難しい長文でも時間をかければ読めるようなり、だんだんとスピードも上がってきます。
オススメの参考書は「英文解釈の技術」というシリーズ。よく出る難しい構文パターンがまとめられており、それらを理解する練習をパターン別に一つ一つ行うことができます!

Q13.試験時のメンタルに関する質問 (10月16日配信)

テストになると慌ててしまいます。良いメンタル術はありますか? (高3・男)
テストを受けて、

「普段はできていたのに、本番でできない…」「なんでこんな簡単な問題間違えたんだろ..」

となってしまう。これほど悔しいことはありません。そんなことがないようにぜひ回答を参考にしてください!

良いメンタル術としてオススメを2つ紹介します。

①自分のできないことを知っておく
②できなくてもいい問題を知っておく

この二つです。
そもそもなぜテストで慌ててしまうのか、というと「できると思った(勘違いした)問題が解けない」からです。

ここで、
「①できないことを知って」おけば、例えば数学なら「ここまで小問は解けたから、なるべく多く問題を解けるように次の大問へ進もう」「この公式を使う問題はよくミスしていたから慎重に解こう」

という発想がでてきて、自分の実力を確実に点数にできます。試験本番で実力以上の力が出ることは滅多にありません。なるべくミスをしないように、自分ができないこと(苦手な問題や範囲など)を意識して実力以下の点数になってしまわないように注意しましょう!テストは総合点が勝負です!

また
「②できなくてもいい問題を知っておく」もとても大事。本番でできると思った問題が実は超難問で、時間をかけすぎた結果、他の問題にかける時間がなくなってしまうことはよくあります。時間をかければかけるほど焦ってしまうので厄介です。そこで予め「できなくてもいい」問題を知っておきましょう。実際のテストでは「基礎・応用・発展」のレベルで分けるなら、「基礎・応用」の問題が解ければ十分合格点をとれます。発展問題は誰も解けないので差がつかないのです。ですので「発展問題は解かなくても大丈夫だ」という気持ちで試験に臨みましょう。発展問題かどうかは「基礎・応用」レベルの問題を完璧にしておくことで判断ができます。そのレベルが完璧になれば「この問題は典型パターンじゃないな」「結構時間かかるだろうな」と問題の難易度を見抜けるようになるはずです。

この①②を意識しておくと、「実力が出し切れなかった…」ということはなくなります。
ぜひやってみてください!

やっぱりなんで英語できないか分からない…

赤神透公式LINE@

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Q14.模試に関する質問 (10月18日配信)

学校で受けた模試と校外で受けた模試の偏差値が10以上違いました。志望大の判定も全く異なります。模試の結果はどのように受け止めればいいのでしょうか?(高2・男)
今週は河合マーク模試他、大学別の模試も行われ、10月は模試ラッシュのシーズンですね

「模試ごとによって判定が違くてどれを参考にすればいいか分からない…」という人向けに模試のレベルや活用法などを今回は解説します!今回解説するのはこの3タイプの模試です。

①進研模試
②大手予備校模試(駿台、河合、東進)
③大学別模試

①進研模試
…学校で受けることが多い模試ですね。大学受験をしない人も含めて行われるので、判定は甘めに出ます。ただ問題が教科書~応用レベルなので、基礎学力を確認するにはちょうどいい模試です。

②大手予備校模試
…大学受験をする人が多く受ける模試です。これらの模試の判定が全国での順位把握にかなり役立ちます。難易度は駿台>河合・東進。駿台のものは進学校の人も積極的に受けるので、

判定はやや厳しめです。ここで「標準レベル」となっている問題を解けるかどうかが合否を決めます。間違えた箇所は確実に復習しましょう。

③大学別模試
…早慶オープン、東大オープンなど大学の名前がついている模試です。実際の試験と同じ層が受験するので、判定はかなり参考になります。問題形式やタイムスケジュールも本番に近いので、本番のつもりで受けてみましょう。
まとめると、模試の判定の信頼度は、
③≧②>①
といったところですね。こちらを参考に自分の正しい順位把握をしてみましょう。

また今回は模試の活用法も合わせて紹介していきましょう!

★模試を復習するべきであるときと、する必要がない場合

まず、模試を復習する必要があるのは「全範囲終わった」教科だけです。まだ手をつけていない分野がある科目は復習する必要はありません。模試は既にやった分野の知識や解答力を試す場です。習っていない分野ができないのは当然であり、復習しても「その模試の問題」を解けるようにしかならず、復習の意味がないのです。前者を優先させて復習しましょう。

★模試の復習の仕方

既に習い終わった科目は積極的に復習しましょう。

以下に手順を解説していきます。

1)受けた当日に自己採点。

まずは自己採点をしましょう。「なぜミスをしてしまったのか?」の原因を調べることが大事です。うっかりミスなら防止策を考えましょう。そもそも知識や考え方がわからなくてミスをしたなら、参考書の記述を読んだり、簡単な問題を解いてみましょう。1週間ほどかけて、間違えた問題を一通り解き直していきます。

2)返却後もう一度解く。

返却後、もう一度模試を解いてみましょう。ここでもう一度間違えた分野は要注意。基礎ができていない場合は、計画を修正して、一旦基本的な部分を復習したり、科目ごとの勉強時間の配分を見直しましょう。

Q15.古文の和歌に関する質問 (10月23日配信)

さきさきやる気
古文の和歌についての質問です。古典文法も単語もだいぶ覚え、物語は読めるようになりました。ですが、和歌が入ってくると出来なくなってしまいます。掛詞や枕詞は覚えているのですが、和歌の現代語訳は和歌中に書かれていないことを補って解釈しなければいけないので、どのように補えば良いのかが分からなくなっていつも解答できません。解答の現代語訳を見てなるほど〜自分ではこんなの思いつかないな、と思って終わってしまいます。 和歌のオススメ参考書や勉強法を教えてください。(高3・女)
和歌は難易度の高い分野です。ついなんとなくで答えてしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は和歌を解釈するときのポイントや勉強法などを解説していきます。

■和歌の問題を解くとき

和歌に関する問題を解く時のポイントは

①地の文から敬語に注目すること
②主語に注目すること

この二つです。

基本的に和歌は、枕詞や掛詞の知識だけでは解釈できず、和歌の前後の文章の内容をてかがりに解釈していくことが必要になります。

しかし残念ながら数学の公式のように、和歌の意味を解釈する公式のようなものはありません。
そこで少しでも和歌の意味を捉えやすくするために注目すべき点が「敬語」「主語」なのです。

当たり前ですが、「和歌」は登場人物の誰かが自身の気持ちを詠んだものです。なので和歌を解釈する時には「まずは誰が詠んだのか」を明確にしてください。これを明確にしなければ、全く違った意味で解釈をしてしまいます。そして「誰が読んだか」を知るためには「敬語」を見ることが大切です。これはもう慣れとしか言いようがないのですが、「たまう」などの文章中の敬語一つ一つが「誰から誰への敬意なのか」ということを正確に理解していきましょう。そのためには敬語の種類や身分の名前などを一つ一つ丁寧に覚えいきましょう。

※敬語については、「古典敬語勉強法|敬語ができないのは致命的!点を落とさなくなる勉強法」で詳しく解説しています。

■和歌の問題への対策

和歌の問題への対策は、地道に単語・文法の知識を身につけるのが一番の近道です。文章内容が分からなければ和歌も解釈できないので、まずは地の文の意味をしっかり理解しましょう、

これらの勉強の仕方については、以下の記事でまとめて解説しているので参考にしてみてください。

「古典単語勉強法|単語帳1冊で大学受験の古典単語が完成する勉強法」

「古典文法勉強法|1か月で古典文法の基礎をマスターする勉強法」

「古典読解勉強法|たった一ヶ月で古典がすらすら読めるようになる勉強法」

そうした知識がインプットできたら、問題演習に移りましょう。
参考書としては『z会 古文上達 読解と演習』や実際のセンターの過去問がおすすめです。

また、答え合わせ後には和歌を含め古文全体を音読しましょう。自分では解釈できなかったポイントを意識して音読することで、古文の解釈がスムーズにできるようになります!

Q16.数学にの和歌に関する質問 (10月23日配信)

青チャートの使い方を教えてください。(高1・男)

回答していきます!今回は青チャートですが、殆どの数学の問題集に共通する内容なので、ぜひ青チャ以外の問題集を使っている人も参考にしてみてください!

青チャートは見てもらえばわかる通り、

  • 基本例題
  • 練習
  • 重要例題
  • 演習問題
  • 総合演習

…と、問題数がとてつもなく多いですよね。まず知ってほしいのは、これらを「全部やる必要はない」ということです。

また使い方としては、数学は基礎固めに時間がかかるので、学校でやる内容をその都度復習して理解していくのが一番効率がよく、成績も確実に上がります。この学校の授業の復習の際に、青チャートが大活躍します!

オススメの勉強の手順としては、こんな感じです。↓

①学校の授業で習った範囲と重なる青チャートの「基本例題」をその日のうちに解く。(1回の授業の時間は限られているのでせいぜい解く問題は3つくらいでしょう。ここでは教科書や授業中のノートを見ながら解いてもOKです。2回目以降は見てはダメです。)

②解いた結果、わからなかった問題については、問題番号の横にチェックをつけておく。教科書やノートを見て解けた場合も、チェックをつける。(チェックをつけないのは自力で完璧に解けた場合だけですね。)

③2日後に、チェックをつけた「基本例題」をもう一度解く。さらに、2日前に解いた基本例題に対応する「練習」を解く。

④ここでもわからなかった問題にチェックをつける。

授業があるたびに①〜④を繰り返しましょう。

そして、学校の定期試験2週間前になったら、【チェックがついている問題をもう一度すべて解き直していきます】。
もし定期試験に応用問題が出る、とのことであれば、その対策として範囲になっている分野の「重要例題」を解いてみるといいでしょう。重要例題はややレベルの高い応用問題を取り上げているので、応用力をつけるのにピッタリです。

学校がない長期休暇中は、《前の学期に習ったことの復習 & 応用力強化》をしていきます。

復習として、「基本例題」と「練習」を解きます。上の手順で日頃からやっていればこの時点で解くのは3回目ほどになっていると思います。これだけやれば、その問題はいつ出されても余裕で解けるようになっています。

そして、応用力強化のために、「重要例題」と「演習問題」を解きます。演習問題はAだけ解けばいいです。ここでも、日頃と同じように自力で解けなかった問題にはチェックをつけて解き直しができるようにしておきましょう。

※青チャートの詳しい使い方はこちらの記事でも解説しています!

Q17.部活との両立に関する質問 (10月30日配信)

さきさき通常の顔
部活が忙しくあまり勉強する時間がないのですが、大学受験に向けて英語を勉強しようと思っています。薬学部志望です。
毎日勉強できる時間が限られているので速単で長文とリスニング、文法、単語カバーしたいのですが、できますか?システム英単語と長文や文法の参考書とかやった方がいいですか?(高1・女)
部活が忙しい中、基礎を固めようとする姿勢はGoodです!早速回答しましょう。

結論としては後者の方をおすすめします。
基礎ができていない状態では一編に色々な分野をマスターしようとせず、

単語・文法→英文解釈(ここまでは高2で終わらせたい)→長文読解、リスニング

というように着実に知識を固めていきましょう。

参考書としては、単語ならシステム英単語単でOKです。文法については一通り高校英文法の知識が理解できたら、Next StageやVintageなどの英文法問題集で、文法問題の練習します。単語と文法、この二つを最優先で行い、英文解釈(難しい構文の意味をとらえる練習)、長文問題の練習をすすめていけると良いですね。

速読英単語、英熟語については、「単語暗記したいけど、ターゲットやシス単のような普通の単語帳は覚えにくい」「英長文の中に出てきた単語を覚えたい」という場合にはおすすめです。

・速単の使い方はこちら→【速読英単語】誰におすすめ?使い方と勉強法【英語】
・速読英熟語の使い方はこちら→【速読英熟語】誰におすすめ?使い方と勉強法【英語】

しかし部活などが忙しく「単語や文法事項を個数や章を区切って勉強したい」という場合には、システム英単語やネクステージのように小分けして覚えていきやすい教材を使った方が進めやすいでしょう。

部活で忙しい人こそ、早い段階で基礎を固めることをおすすめします!そうすれば、引退後に一気に演習を進めることができますよ!

今回の記事で紹介した、「システム英単語」「ネクステージ」「Vintage」の使い方は以下の記事で解説しています!

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橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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