関西大学


関西大学の英語入試・傾向と対策をチェック!総合的な力が必要!

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  • 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、各大学の入試配点や出題範囲の変更が予定されています。順次更新していますが、一部古い情報が含まれている可能性もあるので、記事の更新日を必ずご確認ください。

関大英語では単語や文法単体の問題はほぼ出題されることはなく、長文読解がメインと言えます。会話問題やパラグラフの並べ替えなども出題されるため、個々の英文を読めるだけでなく文章全体の流れをつかむ力も要求されます。
この記事を読めば、関西大学英語の「傾向と対策」から「攻略に必要なレベル別勉強法」まですべてわかります。

関西大学の英語出題傾向

関西大学の英語ではリスニング・英作文・スピーキングの問題は出題されず、長文読解がメインです。空所補充や英文の内容に関する設問といったオーソドックスな問題のほか、会話問題やパラグラフの並べ替えなど、バラエティに富んだ問題構成となっています。
文章量が多いため、英文処理の速さと正確さの両方が求められます。

関西大学英語の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問A 空所補充(会話文)
  • 第1問B パラグラフ並べ替え
  • 第2問 長文読解(空所補充+内容理解)
  • 第3問 長文読解(下線部説明+内容理解)

第1問A 空所補充(会話文)

第1問Aでは、200〜250程度の会話文問題が出題されます。会話文ではありますが、会話特有の変わったイディオムはほぼなく、比較的平易な文章です。
ここはぜひ満点を狙いましょう。

第1問B パラグラフ並べ替え

第1問Bは、6つのパラグラフを正しく並べ替える問題です。
これも会話文と同様、比較的易しい英文が出題されます。ただし問題の構成上、1箇所でも並べ替えを間違えると複数問不正解になってしまうため注意が必要です。
細部にこだわらず、文章全体の流れをつかむことを意識しましょう。

第2問 長文読解(空所補充+内容理解)

第2問は長文読解。Aが長文内の空所補充、Bが長文の内容に関する問題です。空所を埋めながら長文を読み進め、内容を理解しながら設問も同時に解いていくスタイルをおすすめします。難易度は標準的ですが文章量が多いため、時間配分に注意しましょう。長文を読み始める前にBの設問を読むことで、話の流れがつかみやすくなります。

第3問 長文読解(下線部説明+内容理解)

第3問も長文読解です。Aは長文中の下線部についての問題、Bは長文の内容に関する問題です。ここでも第2問と同様、長文を読み始める前にまずはBの設問を読んで、おおまかな内容をつかんでおきましょう。その後長文を読みながら同時に問題も解いていく、というスタイルをおすすめします。

関西大学英語の時間配分の例

関西大学の英語は試験時間90分のマーク式です。長文読解がメインなため文章量が多く、速さと正確さの両方が求められます。
解く順番は、比較的簡単な第1問を先に解き、第2問と第3問はどちらから解いてもOKです。

時間配分の例

00:00 第1問 会話文問題+パラグラフ並べ替え(18)
00:18 第2問 長文読解(空所補充+内容理解)(35)
00:53 第3問 長文読解(下線部説明+内容理解)(30)

第1問は比較的簡単なので、ここをサクッと終わらせていかに長文読解に時間をかけられるかが勝負の分かれ目。長文読解も標準的な難易度なので、落ち着いて解きましょう。
もし時間内に解き終わらない場合でも、必ずすべての問題をマークしましょう。またマークミスは致命傷になるので、問題番号とマークシートの番号はしつこいくらい確認しながら解答しましょう。

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関大英語で必要な学力レベル

関大英語ではリスニングや英作文はありません。リーディングも長文読解がメインであり、英単語や文法単体での問題は出題されません。そのため長文読解に必要な学力を身につけるのが合格への最適解になります。

レーダーチャート

ここでは、学習塾STRUXが使用しているレーダーチャート分析をもとに、関大の英語に必要な参考書・レベルをチェックしていきます。

関西大学英語のレーダーチャートはこのようになります。

長文読解は総合力の勝負なので、単語や文法も含めて高い完成度が求められます。
前述のとおり出題形式が多彩なので、単語・文法・長文読解の力をバランス良く伸ばしていき、幅広い問題に対応できる力をつける必要があります。

英単語

英単語はレベル4。特別に難しい単語が出てくるわけではないですが、会話文や多彩な長文テーマに対応できる幅広い単語力を身につけておく必要があります。単語力は一朝一夕では身につきません。高1からコツコツ積み上げて、高3の夏休みが終わるまでには完成させておきたいですね。

英文法

英文法はレベル4。英文法単独で出題される問題はほぼないので、長文読解をする上で困らない程度の標準的な文法力が求められます。高3の夏以降は実践的な問題演習が中心になるため、腰を据えて対策している時間はありません。英単語と同様早い時期からコツコツ知識を蓄えていき、高3の夏休みが終わる頃には共通テストレベルの問題を安定して解けるくらいにはなっておきましょう。

英文解釈

英文解釈はレベル4。関西大学の試験では和文英訳などの問題は出題されませんが、長文問題を解いていく上で高いレベルの英文解釈能力が求められます。英文解釈の力は長文を読む上でも不可欠ですから、英単語・英文法をひととおり学んだ後は、英文解釈も早めの段階で取り組んでいきましょう。

長文読解

長文読解はレベル5。英文の難易度は標準的なものですが文章量が多いため、試験時間内でいかにすべての問題を正確に速く解くことができるかが合否を左右します。関大英語は長文読解がすべてなので、基礎的な問題集から演習を積んで、正確さ・速さの両方をしっかり身につけておきましょう。

関西大学英語が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、関西大学の英語で合格点を取るために必要な勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めていただくと良いでしょう。
「ある程度基礎はできていて、これから関西大学に特化した勉強をしたい!」という方は、学習の進捗度に応じて途中から進めてもらってOKです。

まずは基礎となる英単語・英文法を固めよう

関大英語は長文読解がメインですが、いきなり長文読解の問題集をやり始めてはいけません。長文読解はリーディングの総合力が要求されるので、まずは基礎となる「英単語」と「英文法」をしっかり身につけましょう。

英語はやはり単語力がモノをいいます。ターゲットに載っている単語の7割は、dogとかcatレベルで一瞬で意味がわかる状態を目指しましょう。そのためには何回も繰り返すしかありません。覚えていない単語に絞って、何度もしつこく繰り返して記憶に定着させましょう。
英文法については、まず「高校英文法をひとつひとつわかりやすく。」で全体をざっくり学んだ後、スタディサプリの講義を見ます。その後問題集で8割ほど取れるようになったら、次のステップに進みましょう。

長文読解に重要な英文解釈も、早い段階で勉強しておくといいですね。1周目はすべて読んで、2周目はわかりにくかったところだけ読めばOK。
ここまでを高2後半くらいまでに終わらせることができれば、いいペースと言えるでしょう。

次に進むポイント

  • 「ターゲット1200、1900」の単語を7割くらい覚えている
  • 「入門英文法問題精講」を8割くらい正解できる
  • 「英文読解入門 基本はここだ!」の内容を8割以上理解している

実践的な力をつける「英文解釈」と「長文読解」

英単語と文法がわかっているだけでは、問題を解くのは難しいです。基礎力を身につけた上で、長文読解の力もつけなければなりません。
とはいえ闇雲に長文問題をやって「なんとなくこれかな」と問題を解いていては、いつまで経っても力はつきません。長文を読み始める前に、基礎となる英文解釈の技術を身につけましょう。

まずは「入門英文解釈の技術70」で、英文解釈の基礎を身につけましょう。構文を理解できるようになったら、「イチから鍛える英語長文」で実際に長文を読んでいきます。
「イチから鍛える英語長文」は最低2周はしましょう。問題演習では、いったん制限時間は気にせず丁寧に解きましょう。答え合わせのときに文法や構文でわからないところがあれば、確実に理解しておきましょう。

もう一段階レベルを上げます。長文読解に必要な標準レベルの文法は「Vintage」で一気に網羅しましょう。英文解釈と長文問題についても、入試レベルに対応できるよう次のステップに進みます。
ここまで完璧にやりきれば、共通テストで7~8割は取れる実力がついているはず。模試などでなかなか結果が出ない場合は、焦って新しい問題集には手を出さず、ここまでで紹介した問題集・参考書の完成度を高めましょう。
このレベルまで高3夏休み前に仕上げられると良いペースです。

次に進むポイント

  • 「基礎英文解釈の技術100」が難なく読める
  • 「イチから鍛える英語長文500」でわからない構文や文法事項はない
  • センター過去問で7割以上とれる

入試レベルの長文読解力を身につける

ここまでで英単語・文法・英文解釈の基礎はバッチリ身についたはず。いよいよ入試に向けて長文読解のトレーニングを本格的に始めましょう!

「ポラリス」は少し難易度が高めですが、良問がそろっていて解説も丁寧です。記述式の問題も避けずに取り組みましょう。
おなじみ「イチから鍛える英語長文」シリーズも一段階レベルを上げ、幅広いテーマに慣れるとともに、長い文章でも速く正確に読むトレーニングを積みましょう。
ここからは制限時間も意識してください。長文をすらすら読めるようになるまで何度も繰り返して、制限時間内に解けるレベルまでもっていきましょう。
高3の夏休みが終わるまでには終わっておきましょう。

次に進むポイント

  • センターや共通テストの長文問題は難なく解ける
  • 長文問題を制限時間内になんとか解ける
  • 長文問題を8割以上正解できる

関大入試レベルまで引き上げる!長文読解の総仕上げ

関大英語は長文読解がすべて。基礎をバッチリ習得したら、関大入試を攻略できるレベルまで長文読解力を引き上げましょう。

最新の入試傾向を取り入れた「ポラリス」の良問で、長文読解の総仕上げをしましょう。ポラリスを完璧にできれば、関大英語も恐れる必要はありません。何度も繰り返して、制限時間内に8割以上正解できるレベルまで持っていきましょう。最低でも3周はしてください。
長文を速く正確に読むためには、返り読みせず英語の語順のまま理解する力と、英文の構造を瞬時に理解する力が不可欠です。一文ずつガチガチに日本語訳しようとせず、主語と動詞に注目して大まかな内容をつかむよう普段から心がけましょう。
ここまでを高3の夏から秋にかけて終わらせることができれば、理想的なペースです。

  • 過去問関西大の英語
  • 過去問赤本(5〜10年分)

ここまでやり切れば、関大合格に必要な学力は十分身についているはず。あとは過去問演習を行い、関大の英語に慣れましょう。良質な過去問を厳選した「関西大の英語」で演習を積んだら、赤本で本番さながらに時間を計って解いてみてください。時間配分を身体で覚えておけば、本番でも落ち着いて実力を発揮することができるでしょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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