早稲田大学商学部


早稲田大学商学部 国語の対策

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  • 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、各大学の入試配点や出題範囲の変更が予定されています。順次更新していますが、一部古い情報が含まれている可能性もあるので、記事の更新日を必ずご確認ください。

早稲田大学の国語は現代文・古文・漢文といった幅広い分野から出題され、総合力が問われる試験ですから、正確に傾向を把握して学習時間を有効活用する必要があります。

この記事では、早稲田大学商学部・国語の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

早稲田大学商学部・国語の出題傾向

早稲田大学商学部の国語の入試はマーク式および本文からの抜き出し問題から構成されており、自分の言葉で記述する問題は出題されません。出題分野は、現代文・古文・漢文すべて含まれます。凝った設問は見られず、問題量もそこまで多くありませんが、試験時間がそれほど長くないためしっかりと論拠をとらえながら素早く文章を読解する必要があります。

早稲田大学商学部・国語の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 現代文(評論)
  • 第2問 古文
  • 第3問 漢文

第1問 現代文(評論)

現代文は評論のみの出題で、およそA4用紙4ページ程度の文章を読み、10問前後の設問を解きます。漢字の書き取り問題が3問あるため、高得点を狙うのであれば、取りこぼしを防ぐためにも漢字の学習もしておきましょう。現代文が国語全体の半分に相当する設問数になっていて、抜き出しとはいえ記述問題も少なくないため、正確に本文の内容を把握して手際良く解けるかどうかが勝負の分かれ目となります。

第2問 古文

古文はA4用紙1ページ半~2ページほどの文章を読解し、8~9問の設問に解答します。珍しい問題形式は見られず、本文の内容を丁寧に把握していけば無理なく得点できます。ただし、早稲田大学商学部の古文は要求される単語レベルが非常に高いため、標準的な単語帳の学習を終えても、過去問で出てくるものは難単語まで全て覚えて、本番で慌てないようにしましょう。

第3問 漢文

漢文は本文が10行以内と短く、設問も3つほどで受験生の負担はそれほど大きくありません。しかし、現代文や古文の本文・設問ボリュームを考えると、漢文は特にスピーディに解く必要がありますから、深く考え込まずに素早く判断を下して解答を絞り込む訓練が必要です。

早稲田大学商学部・国語の時間配分

早稲田大学商学部・国語の試験時間は60分。試験が始まったら、まずは全体の概観を見て、例年と出題傾向が変わっていないか確認しましょう。本文の分量と設問数の配分くらいを見ておけばOKです。国語の場合、大問ごとの解答順序は得意・不得意に応じて調整可能です。漢文が得意なら最初に短時間で解き切り、現代文と古文にじっくりと時間を割くのもよいでしょう。

時間配分の例

00:00 第1問 現代文(評論)(30分) 00:30 第2問 古文(15分) 00:45 第3問 漢文(15分)

現代文の文章量の多さを考えるとこれでも時間的余裕があるとは言えないので、より手際良く解き終えられるよう過去問演習を入念に行なっておきましょう。

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早稲田大学商学部・国語で必要な学力レベル

早稲田大学商学部・国語の試験に求められる学力レベルを、6つの技能に分けて分析していきましょう。

レーダーチャート

ここでは、学習塾STRUXが使用しているレーダーチャート分析をもとに、早稲田大学商学部の国語に必要な参考書・レベルをチェックしていきます。

早稲田大学商学部・国語のレーダーチャートはこのようになります。

早稲田大学商学部・国語のレーダーチャートはこのようになりました。

現代文

現代文はレベル4。商学部の入学試験ということもあり、政治や社会構造といった題材が用いられています。同様のテーマの文章を読みこなす練習を十分に積んでおき、本番で対応できるレベルまで仕上げておきましょう。

古文単語

古文単語はレベル5。マドンナ古文単語など大学受験で必須と言われるレベルの単語はもちろん使いこなせる必要がありますが、過去問演習期にも出てきたものは全て覚えるつもりで勉強をしないと自信をもって古文の問題に立ち向かうことは難しいでしょう。

古文文法

古文文法はレベル4。動詞の活用や助動詞の用法など、入試標準レベルの文法知識を十分にマスターしたうえで、入試問題の演習を通じて文法知識を自分のものにしておく必要があります。

古文読解

古文読解はレベル4。古文読解のコツは、文章から情景を思い浮かべながら読み進めることです。この読み方を実践することで、これまでに学習した単語や文法もはじめて意味を成し、内容把握や解答の精度が大幅にアップします。そのため、ただ漫然と多くの文章を読むのではなく、自然と情景が浮かんでくるまで慣れることを目標として学習するとよいでしょう。

漢文句法

漢文句法はレベル4。漢文は句法を丁寧に理解しておかないと、読解の際に本来の内容から大きく逸脱した理解をしてしまうことがあります。漢字が多く、一見それほど努力しなくても読めてしまうような気がするかもしれませんが、句法のマスターなくして早稲田レベルの古文で合格点を取るのは不可能と考えて入念に対策しておきましょう。

漢文読解

漢文読解はレベル3。句法さえきちんと押さえておけば、文章の読解自体はそこまで難しくないでしょう。登場人物の行動や最後の結論・教訓を丁寧に意識して読む練習を積んでおきましょう。

早稲田大学商学部・国語が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、早稲田大学商学部の国語で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。これから国語の勉強を始める人は最初から順番に進めてください。あるいは基礎が仕上がっており、早稲田大学商学部に特化していく場合は途中から読み進めればOKです。

まずは基礎固め、古文・漢文の単語と文法を固める

早稲田大学を目指すからと言って、いきなり難しい問題を解いても力は付きません。必ず基本から着実に進めていくことが重要です。まずは古文・漢文の単語や文法から学習を始めましょう。

現代文が苦手で高校入試レベルも読めない場合は、より多くの勉強時間を確保する必要があるので早めに基本から取り掛かりましょう。

  • 現代文高校現代文をひとつひとつわかりやすく。

こちらは2周ほど読み進めていけばOKです。高校3年になるまでにこれらの基本を固めてしまうようにしましょう。一通り参考書をやり終えたら次のものに進みましょう!

次に進むポイント

  • 助動詞の表に載っている「接続」「意味」「活用」をすべて覚えた
  • 動詞の活用をすべて覚えた
  • 古文単語帳の意味の8割は答えられる
  • 漢文の句法の8割は答えられる

入試に必要な力をつけていく「古文読解」の練習

古文は単語・文法を覚えるだけでは読むことはできません。助動詞の識別や敬語の見極め、そして「品詞分解」を行ってスムーズに古文を読めるようになることが重要です。ここでは品詞分解と識別の練習を行い古文読解の準備を行います。

現代文・漢文についてもここで文章の読み方をしっかり頭に入れておきたいところです。

次に進むポイント

  • 敬語の表を覚え、品詞分解がスムーズにできるようになった
  • 助詞・助動詞の識別について、完璧に識別の仕方が言える
  • 古文読解のコツが掴めた

まずは共通テストレベルを攻略!入試演習を通じて解法プロセスを実践

古文の読解の方法を身につけたら、現代文・漢文も含めてどんどん問題演習をしていきます。共通テストレベルの問題は演習教材として非常に使いやすいので、私大志望でも積極的に活用したいところです。

共通テストの問題は少ないため、センター試験の過去問も早い段階から積極的に活用しましょう。受験生の8月〜10月には取り組むのが理想です。

  • 古文読解センター試験・共通テスト過去問
  • 漢文読解センター試験・共通テスト過去問
  • 現代文センター試験・共通テスト過去問

次に進むポイント

  • センターや共通テストの問題は8割以上正解できる

早稲田大学商学部レベルまで引き上げる!難易度の高い古文、現代文を演習

ここまでの学習で標準的な問題の考え方は身についたので、あとは早稲田大学商学部に向けてさらに絞り込んだ対策を講じましょう。これまでに取り組んできた典型問題は入試に不可欠ですが、自信をもって試験当日を迎えるためにはさらに高いレベルの演習がカギとなります。基本的な読解の考え方を大切にしつつ、入試レベルの問題演習をこなしていきましょう。

暗記は直前までにできればいいため、漢字の対策はそこまで優先しなくても問題ありません。それでも夏明けにはしっかり取り組めるように参考書を前もって準備しておきましょう。古文単語帳は基本的に1冊で十分ですが、早稲田大学のような難関私立大学を目指すならもう少し多くの古文単語の知識を増やし、難単語にも対応できるように学習しておきたいところです。

基本的な参考書を終えたら、早稲田大学商学部の過去問、あるいは形式の似た他大学の問題で仕上げます。個別試験の問題は大学によって多種多様ですから、実際に解いて解答のコツを掴みましょう。

  • 過去問赤本(5〜10年分)
  • 過去問早稲田の国語(第7版)

直近10年ほどの過去問は赤本で時間を測って取り組みましょう。

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