東京理科大学


東京理科大学 英語の対策

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  • 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、各大学の入試配点や出題範囲の変更が予定されています。順次更新していますが、一部古い情報が含まれている可能性もあるので、記事の更新日を必ずご確認ください。

東京理科大学の英語は、分量は少ないものの制限時間も60分しかありません。難易度は標準レベルですので、傾向をつかんで対策をしていくことで、安定して高得点を取れるようにしておきましょう。

この記事では、東京理科大学英語の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

※理工学部物理学科の問題を主として解説します。

東京理科大学の英語出題傾向

東京理科大学の英語には、リスニングと英作文がありません。さらに全問選択式なので、テンポ良く解き進めていくことが重要です。

文法問題が出題されるので、Vintageなどといった文法問題集での演習も重要です。

東京理科大学英語の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 長文読解
  • 第2問 会話文/短文
  • 第3問 文法

第1問 長文読解

1000語程度の読解問題が出題されます。配点は全体の6割ほどで、この大問の正答率が合否に直結します。単語はそれほど難しくないので、単語の暗記が足りない、あるいは慌てて読んで意味を取り違えてしまったということになると、他の受験生に差をつけられてしまいます。

文章全体を読み通せていないとわからない問題は少なく、周りの段落だけで答えが出る問題も多いです。わからなくなっても慌てず、落ち着いて次の段落に行ったほうが得点率が上がることもあります。

第2問 会話文

短めの会話文が出題されます。並び替え問題も出題されており、基礎的な文法能力も問われます。比較的サクッと解けるので、最初に取りかかると良いでしょう。

第1問と同じような出題形式の問題が並んでいるので、第1問の対策がしっかりできていて高得点が取れるようになっていれば、こちらでも同じように高得点が狙えるでしょう。

第3問 文法

全て文法問題の大問です。センター・共通テストレベルの問題ばかりですので、しっかりと文法問題集の内容を身につけておくことが重要です。第1問に時間を回したいので、あまり悩みすぎて時間をかけないようにしましょう。

また、第2問と第3問の順は入れ替わることもあります。

東京理科大学英語の時間配分の例

東京理科大の英語は60分で、大問は3つです。第2問と第3問をできるだけ早く終わらせて、第1問でしっかり考えられるようにするという戦略が一般的でしょう。

時間配分の例

00:00 第2問 会話文(12)
00:15 第3問 文法(8)
00:23 第1問 長文読解(35)
00:55 第8問 マークミスの確認(5)

マークミスがあった場合は、不合格の可能性が大幅に高まります。最後に必ずマークを確認しましょう。

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東京理科大英語で必要な学力レベル

東京理科大学の英語を攻略する上では読解力と文法力が最重要です。この2つを主軸に英語学習をしていきましょう。

レーダーチャート

ここでは、学習塾STRUXが使用しているレーダーチャート分析をもとに、東京理科大学の英語に必要な参考書・レベルをチェックしていきます。

東京理科大学のレーダーチャートはこのようになります。

東京理科大学の英語のレーダーチャートはこのようになりました。英文法・英文読解において高い完成度が求められています。

共通テスト対策の延長として対策できるので、徹底して能力を伸ばしていきましょう。

英単語

英単語はレベル3。特別に難しい単語が出てくるわけではないですが、稀に専門用語が注無しで出てくる事があるため、文脈から把握する力をつけつつ、「リンガメタリカ」などで基本的な専門用語・頻出テーマは確実にしておきましょう。

英文法

英文法はレベル4。学部によって異なりますが、文法の大問に加え長文中でも、空所補充や並び替えの問題が出題される傾向にあります。したがって、比較的高度な文法事項の演習と語法・イディオムの暗記が必要になってきます。

英文解釈

英文解釈はレベル3。和訳問題が単独で出題されることはありませんが、長めの長文問題を解く上で必要なスキルになってくるため、着実に身につけましょう。

長文読解

長文読解はレベル4。文章1つ+会話文とそこまで難易度が高いわけではないのですが、700〜900語前後の文章量なのでテンポよく解いていく必要があります。
配点も全体の6割近くを占めており、重点的に伸ばしていきたいポイントです。

東京理科大学英語が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、東京理科大学の英語で合格点をとれるようになるための勉強内容を紹介していきます。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、「ある程度基礎はできている!これから東京理科大学に特化していきたい!」という人は途中から読み進めてもOKです。

まずは単語と文法の暗記から!頭を英語に慣らしていこう

単語と文法の暗記から英語学習をスタートさせましょう。このステップでは、この2つの暗記に専念します。

はじめはなかなか頭に入ってこなくて、大変な思いをするかもしれません。それは「頭が英語に慣れていない」証拠なので、しんどくても暗記を耐え抜きましょう。そうやって英語に慣れれば、後ろのステップが一気にラクになります。

単語帳についてはとりあえず3周やりきって、8割以上覚えられている状態を目指しましょう。英文法については「わかりやすく」を2周し、こちらも8割以上暗記しましょう。

このあたりを高校1年終了までにできると良いペースです。

次に進むポイント

  • ターゲット1200の単語は8割くらい覚えている、特に前半は完璧
  • 「高校英文法をひとつひとつわかりやすく。」を2周した
  • 文法事項を一通り理解している

文法問題で共通テスト対策。長文読解もスタート

ターゲット1200で手に入れた単語の知識を使って、英文解釈のテキストを進めていきます。

「基本はここだ!」は2周ほど読み進めていけばOKです。このテキストの内容を使って、英語長文の基本も押さえていきます。長文がしっかり読めるように読み方を身に付けていきましょう。
「読んでも内容をつかめず、文字を追っただけ・・・」の状態でも、これをやり込めばその状態から卒業できます。

「英語長文Basic」はこれからの長文問題演習の基礎となるので、確実に満点がとれるようになるまで周回しましょう。

夏休みは次のステップに使いたいので、ここまでを高2の夏休みスタートまでに終わらせるのが理想です。

次に進むポイント

  • ターゲット1200は完璧に覚えていて、抜けもない
  • 「イチから鍛える英語長文Basic」は完璧!確実に満点が取れる

高2夏から単語・文法・長文を一気に強化!

ターゲット1200からターゲット1900にレベルアップします。文法も高2レベルを完璧にしていきましょう。

ターゲット1900は最初の1500の部分を何周もして、そこをまずは暗記します。東京理科大では、後半は完璧でなくても十分戦えるので、このペースで構いません。

スタサプで文法事項をインプットして、入門英文法問題精講でアウトプットしていきましょう。入門英文法問題精講は3周し、間違ったところにはふせんを付けて見直し、8割~9割くらい解けるようにしましょう。

もう少しレベルの高い英語長文にも慣れていきます。東京理科大学では英語長文が非常に重要なので、しっかりと取り組みましょう。

各問題集・参考書をしっかりと読み込み、問題も全て解き切るようにしましょう。わからない問題や単語を放置せず、復習を忘れないように。

ここまでを高2が終わるまでに終わらせておきましょう。

次に進むポイント

  • 「ターゲット1900」の前半1500語を3周し、8割~9割覚えている
  • 「入門英文法問題精講」を3周し、見直しも徹底した
  • 「イチから鍛える英語長文300」レベルの長文なら自信がある

共通テストレベルまで実力を伸ばす

ターゲット1900の残りにも目を通して、語彙力をさらに強化していきます。

ターゲット1900は、後半を2周した後前半をもう2周します。東京理科大では前半のほうが重要なので、見直しを徹底しましょう。
東京理科大の文法問題はそれほど難しくないので、Vintageは2周して、8割ほど把握すればOKです。
後の演習で、わからなかった問題をVintageと照らし合わせる勉強法を行っていきます。

英文解釈、長文読解にもしっかりと取り組み、東京理科大本番でも太刀打ちできる実力を身につけましょう。

各参考書・問題集を2周していきます。「基礎英文解釈の技術100」→「イチから鍛える英語長文500」→「ポラリス1」の順にレベルアップしていくのですが、ポラリス1がうまく解けないと感じたら、前の問題集をもう1周してみましょう。

これらの単語・文法、長文の問題演習が高3の夏前に仕上がっているとペースとして非常に良いですが、この分量を3ヶ月程度で終わらせるのは難しいですが、遅くとも夏休みが終わるまでには終わっているようにしましょう。

次に進むポイント

  • ターゲット1900の後半を2周した
  • Vintageを2周した
  • ポラリス1くらいの長文問題なら高得点が取れる

英文法を徹底的に強化しつつ、長文のスキルも実戦レベルに上げていく

ここからは入試に向けて十分な実力をつけていきます。難しい問題集もでてきますが、気合を入れて取り組みましょう。

「リンガメタリカ」を使って、東京理科大特有の専門語彙を暗記していきます。まずは2周して、それ以降は覚えられていないところをチェックしていけばOKです。

ターゲット1900は、時々前半を1周して抜けがないかチェックするだけで十分です。自信がない場合だけ、1か月に1度程度全体を見直しする時間を取ってもいいでしょう。
「英文法・語法問題1000」をまずは1周するのですが、Vintageを辞書代わりにしても構いません。2周目以降は、間違えた問題やVintageが無いと解けなかった問題のみをやっていくと良いでしょう。

英語長文もさらに強化していきます。

「イチから鍛える英語長文700」を2周します。文章の意味がうまくつかめなくてもすぐに答えを見るのではなく、何度も読んでみたり、辞書を使ったりして読解力アップに繋げましょう。

ここまでを11月が終わるまでに終わらせましょう。

次に進むポイント

  • 「単語がわからなくてつまづく」ことが無くなってきた
  • 「リンガメタリカ」を3周した
  • 「全解説頻出英文法・語法問題1000」の問題は9割ほど正解できる
  • 700語程度の長文なら、最後まで読んで正しく理解できる

東京理科大学入試に向けて、最後の長文強化&仕上げ

文法問題の仕上げには、センター試験の第2問を使うのがおすすめです。

10~15年分の問題を解いて、間違えたところはVintageで確認していけばOKです。

長文問題については、さらにレベルの高い問題に取り組みます。

「ポラリス2」には難しい文章が揃っていますが、どの問題もしっかり考えることで読解力を伸ばしましょう。わからないなりに考えることで、スタミナやメンタルも身につきます。

各問題に本気で取り組んだら、解答・解説をしっかりと読み込みましょう。
最後に赤本を解いていきます。

  • 過去問赤本(5年分以上)

中古の赤本も使って、5年分以上は解いておきたいところです。必ず時間を測って、1年分は1度に解ききりましょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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