早稲田大学文化構想学部


早稲田大学文化構想学部の英語対策!文構の長文・英作文を攻略するコツ

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  • 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、各大学の入試配点や出題範囲の変更が予定されています。順次更新していますが、一部古い情報が含まれている可能性もあるので、記事の更新日を必ずご確認ください。

日本の私立大学の中でも、トップクラスの人気を誇る早稲田大学。早大の英語は学部ごとに傾向が違いますが、文化構想学部では、特に長文や英作文の能力が問われます。今回は、早稲田大学文化構想学部の英語を攻略するために、必要なスキルや問題の傾向、高得点を取るためのステップについて解説していきます。

早稲田大学文化構想学部の英語出題傾向

早大文化構想学部の英語は、レベルの高い読解問題と英作文が出題されるのが特徴的です。いずれもハイレベルなため一筋縄ではいかず、じっくり基礎を積み、傾向と対策を踏まえて演習を重ねる必要があります。

早稲田大学文化構想学部の英語は、読解問題と英作文で構成されています。第1問から第4問まではすべて読解問題で、最後の第5問が英作文です。

文章のレベル自体も難解なため、基本を抑えることは不可欠、かつ応用レベルにステップアップしていく必要があります。特に英作文はしっかり対策をして、安定した成果が出せるように演習を積みましょう。

早稲田大学文化構想学部英語の各問題の特徴

早稲田大学文化構想学部の大問構成は以下のようになっています。

  • 第1問 空所補充
  • 第2問 英文解釈、長文読解
  • 第3問 空所補充
  • 第4問 空所補充
  • 第5問 英作文

第1問 空所補充

第1問は空所補充問題です。A4
用紙半分程度の2つの文章を読み、空欄に適切な単語を4つの選択肢から選びます。単語のレベルは基礎的なものから応用レベルまであり、幅広いジャンルの単語を身につけておく必要があるでしょう。また、適切な意味の単語を選択するための、高いレベルの読解能力も問われます。

第2問 英文解釈、長文読解

第2問は3つの設問に分かれており、英文解釈と長文読解が中心です。文章量は後ろに行くにつれて多くなり、いかに集中力をキープしたまま正解を導けるかが鍵となるでしょう。問題は文中の主旨を問うものや、著者の意見と同じ内容の選択肢を問うものが多い傾向です。

第3問 空所補充

第3問はA4用紙1ページ超の長文を読み、文中の空欄に適切な英文を選択肢から当てはめていく形式です。文章全体の流れを見ながら、内容に合ったものを選ぶ必要があります。選択しも8つと数が多いため、読解能力を養い、ミスを最小限にとどめたいところです。

第4問 空所補充

第4問は2人の人物の会話を読み、空所に適切な表現を当てはめていく選択問題です。文章自体はそこまで難解ではありませんが、選択肢が13個ほどあるので、一つ一つを着実に正解することが重要になります。

第5問 英作文

第5問はA4用紙半分ほどの文章を読み、内容を要約する英作文です。論旨を正確に捉えて書き直す必要があるため、リーディングとライティングの両方のスキルが必要です。特殊な形式の問題のため、文章を読むだけでなく、内容を簡潔にまとめる作文練習を過去問等を通じて早めに行いましょう。

早稲田大学文化構想学部英語の時間配分の例

早大文化構想学部の英語は英作文が最後にありますが、部分点を取りやすい大問のため、第1問、第2問を解いたら第5問に進むことをおすすめします。最初に4択の大問2つを抑えて、得点を取りやすいものからこなしていきましょう。その後選択肢が多い第3問、第4問を解き、最後に見直しをします。

00:00 第1問 空所補充(20)
00:40 第2問 英文解釈、長文読解(20)
01:00 第5問 英作文(20)
01:15 第3問 長文読解(15)
01:25 第4問 空所補充(10)

最後に5分余裕があるスケジュールにしていますが、英文を読むスピードが早くないと、上記のスケジュールをこなすのは困難です。十分に見直しすることを考えると、各大問をギリギリまでやらずに、少し余裕を持って終わらせるのが理想といえます。

早稲田大学文化構想学部で必要な学力レベル

早大文化構想学部では、最難関私大に見合う高い読解能力と、長文の要旨を的確にまとめる英作文力が求められます。各分野においてどのくらいのレベルの高さなのか、それぞれの項目を見ていきましょう。

レーダーチャート

ここでは、学習塾STRUXが使用しているレーダーチャート分析をもとに、早大文化構想学部の英語に必要な参考書・レベルをチェックしていきます。

早大文化構想学部のレーダーチャートはこのようになります。

英単語

英単語はレベル3。英単語は基礎的なものを中心に幅広く出題されます。しっかり身につけておけば選択問題で点を取れるようになるため、早期に習得しておくことが理想です。

英文法

英文法はレベル4。早大文化構想学部では英文法問題は多くありませんが、英作文や長文読解を十分にできる程度の応用レベルに上げていく必要はあります。早期に一通りの学習を終わらせて、演習問題にスムーズに移れるように対策しておきましょう。

英文解釈

英文解釈はレベル3。英文解釈は第2問を中心に出題され、長文読解とも関わってくる分野のため、早期に攻略しておきたいところです。レベルはそこまで高くありませんが、点数を確実なものにするため、演習をこなして慣れておくことが大切です。

長文読解

長文読解はレベル5。長文読解は大きな割合を占め、スピーディーに問題をこなすことが必須です。また英文の内容もハイレベルですから、幅広いジャンルの文章を読み、基礎、応用と着実にレベルアップしておくことが求められます。

英作文

英作文はレベル5。文章の要旨を問われる英作文ですが、こちらもレベルは高く、しっかりと対策しておきたい分野です。文章を読めるだけでなく、内容を解釈してアウトプットできる状態を本番までに作っておく必要があります。

早稲田大学文化構想学部英語が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、早稲田大学文化構想学部の英語で、合格点を取れるようになるための勉強法を解説します。基礎の習得から各ステップを紹介していきますので、自分が今どのステージにいるのかチェックしながら、読み進めてみてください。

まずは基礎固め、英単語と英文法を固める

まずは高校英語の基礎固めからスタートです。英単語と英文法を進めたら、イチからBasicに入ります。早大レベルの英語を解くために基礎の習得は必須ですから、不明点のないよう繰り返し演習しましょう。

それぞれの問題集を2から3周はしておきたいですね。8割以上正解できるようになったら、次の問題集へ進みます。この段階を、高校1年中には終わらせておくのが理想です。

レベルを上げつつ、入試問題の基礎を習得

引き続き英文法と英単語を進めながら、今度は英文解釈と英作文の問題集を取り入れます。長文読解を攻略するために、英文解釈は必須ですから、英文を読む際のルールを意識しながら取り組んでみてください。

ターゲット1200は、9割以上正答できるくらいやりこむことが望ましいです。高校2年の夏までにこのステージを終えられると、センター試験や応用レベルの対策にじっくり時間が取れますよ。

次に進むポイント

  • ターゲット1200の単語を9割以上覚えている
  • 英文法を一通り習得している
  • 英語長文300を2週している
  • その他のテキストも1周以上は解き、内容をおおむね理解している

共通テストに通用する英語力をつける

続いて、スタサプ高3スタンダードやポラリスを取り入れながら、共通テストに通用するレベルまで引き上げていきます。単語、英文法はレベルを上げて、Vintageやユメサクといった中級問題も解き進めます。ここまでステップアップすれば、センター試験や共通テストで7割以上は取れるようになるでしょう。

高校3年の春までに、これらを終えられるといいペースです。難しいと感じたときは何周か繰り返し、必要であればレべルを一つ戻して基礎に立ち返ってみましょう。

次に進むポイント

  • ターゲット1900の単語を8割程度覚えている
  • すべてのテキストを1周して内容を理解している
  • センター試験で8割程度得点できる

早稲田大学文化構想学部合格に近づく!入門編

センター試験で高得点を取れるようになったら、いよいよ早大文化構想学部の対策に入ります。問題演習を積んで、速読と正確に長文を読み解く力を付けましょう。ハイレベルな長文を扱うポラリス2、英作文に役立つ表現を暗記できる英作文トレーニング実践編を、それぞれ2周以上することをおすすめします。

高校3年の夏までに、これらの問題集を終えていると、余裕を持って過去問対策に取り組めます。英作文は形式が特殊ですが、形式の近い早稲田大学文学部の過去問なども活用して練習しましょう。

次に進むポイント

  • 共通テストの問題で9割ほど得点できる
  • 英作文の基本を理解し、ある程度自分の言葉でまとめられる
  • 長文読解が難なくできて、テキストの問題を7割以上正解できる

早稲田大学文化構想学部合格を確実なものに!実践編

最後のステージは、合格を確実なものにするための演習期間です。最難関の長文読解問題が入っているポラリス3と、早大文化構想学部の過去問を進めていきます。

ポラリス3の演習を終えたら、過去問に入ります。高3の秋くらいから演習期間に入って、本番に向けてレベルを上げていきましょう。

  • 過去問赤本(5〜10年分)

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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